目次
股関節の痛みについてお話しいたします。
サッカーなどのスポーツをしている方
加齢に伴い股関節が痛くなってきた方
女性で臼蓋形成不全と診断されている方
股関節の手術をしたけれどまだ痛い方
このような状態でお困りの方に読んで頂くとお役に立てると思います。
では早速まいりましょう。
股関節の痛みの原因
股関節が痛いということは股関節が悪くなってしまっているということです。
ではなぜ股関節が悪くなってしまったのでしょうか?
そのほとんどが「股関節の硬さ」が原因となり痛みが出ています。
股関節が硬くなる原因としては
①運動不足
②過度な運動による微細な負傷の発生
③臼蓋形成不全
などが挙げられます。
また、もう一つ重要な要素として
④体のゆがみやねじれの存在
があります。
体にゆがみやねじれがあると、歩くだけでたとえば右股関節の前に負担がかかるというようなことが起こります。
ゆがみやねじれを取り除いて特定の関節の特定の場所に無理な負担がかからないようにしておかないといけません。
実はこのゆがみやねじれを解消しておくことが、股関節が痛くならないためにかなり重要な要素になります。
ということで関節が硬くなると可動域は狭くなります。
結果、本来の可動域に差し掛かると痛みが生じるようになってしまいます。
股関節の痛みは消えるのか?
結論からいくと痛みは消えます。
以下、痛みが消えるまでの道のりをお伝えします。
①マッサージや鍼で患部の炎症を取り除き痛みを取り除く=鍼灸マッサージ治療
②お体のゆがみやねじれを正常に整える=整復治療
③関節を柔らかくするための徒手療法を施す=整復治療
④良い状態を維持していくための筋肉をつける=運動療法
痛みが消えるまでの期間は?
これは人それぞれ異なります。
以下に例を記しますのでご参考になさってください。
例1 サッカー部中学生男子
3年間、多かれ少なかれ痛みはありました。
とはいえ、引退するまでプレイは全力でできました。
サッカーをしなければ痛みは出ません。
もちろんサッカーをしている時でも痛みの出ない時期はありました。
正直なところ、全力でプレイしながら痛みをゼロにするのはなかなか難しいものです。
それでも主将を務めながら3年間やり切れたので、本人からも親御さんからもありがたいことに感謝されました。
例2 50代女性
初来院時は50歳になりたてのゴールデンウィークでした。
ふくらはぎの肉離れが治ったと思ったら今度は股関節の痛みが出現。
病院では変形性股関節症と診断されました。
注射、痛み止めの薬、湿布を処方されましたが、とうとう階段をまともに昇り降りできなくなり初来院となりました。
お体には結構なゆがみがありました。
三角座りから立ち上がることもできません。
ゆがみを整えてもまたゆがむというのが数ヶ月続きました。
しかしだんだんと良くなってきて、関節も柔らかくなり痛みもマシになって頂けました。
ここまで来るのに1年近くかかりましたが、病院ではゆくゆくは手術と言われていたので、それを考えると当院に来て本当に良かったとおっしゃっていただきました。
お花見の頃には三角座りからすんなりと立ち上がっていただけるようになりました。
しかしまだ長時間歩いたりした後、具体的には街中で6,000歩以上歩くと股関節に痛みが出る状態でした。
これが完全に消えるまで2年かかりました。
その間、当院で運動療法にも通って頂きました。
例3 70代女性
50代の頃から当院にご通院されていた方です。
60代でとうとう股関節の人工関節置換術に踏み切られました。
しかし困ったことに痛みや痺れなどの症状は手術前とほとんど変わりませんでした。
その後、当院が移転をしたのを機に遠ざかっておられたのですが、70代になられて再度ご来院されました。
幸い、60代の状態とほぼ変わらず、基本的にはお元気にされておられます。
が、やはり痛みをなんとかして欲しいということで、治療と運動療法を開始しました。
3年経過しようやく痛みが軽減してきました。
最近、ますますお元気になられています。
例4 40代女性
2年前から股関節の痛みが出始めました。
整形外科へ行き週に2〜3回リハビリに通うも全く改善せず。
それどころか悪化の一途を辿られていました。
とうとう夜に3時間以上眠ってしまうと血流が悪くなるせいか翌日以降全く動けなくなる日が数日続いてしまうという状況に。
整形外科で悩みを話すと薬の量が増えるばかり。
これではいけないのかも?と不安になられてネット検索し当院へ辿り着かれました。
すると、なんと幸いなことに1回の治療で大幅に改善していただくことができました。
これには患者さまも大変驚かれていました。
もう二度とあんな苦しみを味わいたくないので、治った今も月に一度から2ヶ月に1度くらいはメンテナンスにお越しくださっています。
股関節以外もしんどかったりしますし、喜んでメンテナンスに通院してくださっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
完全に痛みが消える場合もあれば、そうでない場合もあります。
しかし痛みが完全に消えなくとも、ご自身のやりたいことは出来るように、したいことが出来なくなるほど悪くはならないように維持して行くことは十分に可能です。
股関節の痛みをほうっておくとどんどん悪くなるのは分かっています。
悪くなってしまい最後に行きつくところは手術なんでしょうけど、手術をしても良くならないケースもございます。
なんとか手術をせずに現状維持あるいは治癒に向かって進んでいきたいと思いませんか?
きちんと治療して筋肉を教育していけば必ず良くなります。
諦めないで股関節を良くしていきましょう。
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監修
柔道整復師 鍼灸師 藤本誠
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