2018年 6月 21日(木)
【今日はがん支え合いの日】
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がんは生活習慣病と言われています
「がん支え合いの日」はキャンサーリボンズが、夏至と重なることの多い 6/21 に制定しました。
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がんはもはや「生活習慣病」と言われており、国立がんセンターでも喫煙や飲酒などのファクターと、がんの相関関係についてコホート研究を進めています。
しかし、生活習慣とは喫煙や飲酒などだけの話でしょうか?
運動不足とか塩分が多いとかBMI値が高いとか、そういうことだけの話なのでしょうか?
もしこれ「だけ」の話なら、喫煙や飲酒やBMI異常値に該当する人は全員がんになってしまいます。
確かに、がんの罹患率は上がるかもしれません。
いや、はたまた無関係かもしれません。
そもそも、タバコを吸っている人には、もっと奥深くにタバコを吸うという行為に出てしまう何かしらの問題があって、それこそががんと関係しているのかもしれません。
だから一見、喫煙者にがんが多く見えるだけ?かもしれません。
とは言うものの「奥深くの何か?って何ですか?」と聞かれたところで、私には答えは分からないですけどね。
がんと関わりの深い生活習慣の要素は、科学者が研究しているファクターだけではありません。
ココロの持ち方なども含めていくと、それこそ無数に存在していることでしょう。
しかし、そんな無数のファクターを全て盛り込んだりすると研究になりません。そんなことをしていると、いつまで経っても研究が終わりません。
そうなんです、国立がんセンターなどが取り組んでいる研究の項目というのは、ごくごく一部だとお考えください。氷山の一角なんです。
「私、タバコ吸うてへんのに、なんで肺がんになったん?」
「お酒なんて一滴も飲まへんワシが、なんで肝臓がんになるねん。。。」
がんになってしまわれた方の中には、このように運命を恨んでしまいそうになるかもしれませんが、この恨みは「タバコを吸うと肺がんになりますよ」とか「お酒を飲むと肝臓がんになりますよ」という「データに対して恨んでいる」のでしょうね。
データとちゃうやん!!!
みたいな。
データはあくまでデータであって、表面的なものだということを知っておかねばなりません。
内海聡先生という内科のお医者さまがいらっしゃいます。
私は内海先生の診方に非常に興味を持っておりますが、内海先生は「がんは人間の産み出したゴミの溜め場である」とおっしゃっています。
がんがゴミを溜め込んで貯蔵してくれているから、カラダ中に蔓延せず、命が長らえているのだ、と。
私はこれに同感しています。
病気がなぜあるのか?を考えると、命を守るためにあるんですね。
病気というのは熱が出たり痛くなったり、しんどくなったり、カラダのどこかが動かなくなったり、変形したり、、、
まあ、病気の表現方法は様々です。バラエティー豊かに溢れています。
で、、、
これら病気がこの世に存在していなかったらどうなるか?
病気というものが無ければ、生命はとっくに絶滅しています。
ただの風邪であっても、熱が出なかったらウイルスをやっつける事ができないので、侵されてしまいそのまま死に至ります。
腐ったものやカラダに悪いものを食べると、ムカムカして吐いたり、お腹が痛くなって下痢をしたりしますが、もしこれがなかったら?
腐ったものには細菌がてんこ盛りですので、カラダはそれに侵されてしまい死んでしまいます。
病気というのは、この「熱が出た」とか「下痢をした」という「状態」のことを病気と言っているだけで、病気の本質は防衛本能から産み出されたものなんです。
風邪をひいて、つまり呼吸器がウイルスに侵されて咳が出てしまっている状態を病気と言いますが、カラダは必死でウイルスを追い出そうとして咳をしているんですね。
風邪のウイルスは生物ではなく、ただの遺伝子というかDNAで、このDNAを潰すには熱が必要です。だから発熱するんですね。
人間のカラダって凄いと思いませんか?
病気がなかったら何かに侵されてしまった途端に、死に向かって一直線ですよ。
病気は死に向かうブレーキの役割をしているんですね。
がんも病気ですので、考え方は同じです。
病気に感謝です。
人のカラダは絶妙なバランスで成り立っています。
さすが神の設計、生命の神秘です。
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