中高生でバレー部に所属していて背中の痛みを訴える選手の方が、当院にはよくお越しになられます。
目次
バレー部員は背中が痛くなる
なぜ背中が痛くなるのかについて、できるだけ簡単に対処法などについてお話ししていこうと思います。
まず背中が痛くなる選手の多くは2年生後半から3年生という傾向にあります。
ここから考えられるのは受験勉強による肩こりが原因であるということです。
①肩こりが原因の背中の痛み
高校生のバレーボール部員は勉強もしながらの部活動になります。
へとへとになるまで部活動をしてから家に帰って夕飯を食べ、それからお風呂や勉強や就寝の準備をすることになります。
疲れた体で勉強机に向かうと100%肩はこります。本人の自覚がなくても肩はこっています。
その状態が毎日続いて積み重なりつつ部活に励むとどうなるでしょうか?
肩こりは肩甲骨の動きを阻害します。
バレーボールは肩をとてもよく動かすスポーツなので肩甲骨の動きが邪魔されるのは致命的ともいえます。
なのでしっかりと肩こりをほぐした状態でプレイしてもらいたいです。
肩こりをほぐすのは簡単ではありません。
ストレッチポールを使ったり、筋膜リリース用のフォームローラーを使ったりしながら肩こりをほぐされることをオススメします。
お風呂に入るのもオススメです。温めると体は柔らかくなりますので、結果として肩こりもほぐれます。
この肩こりをほうっておいたままバレーボールをプレイしてしまうと肩甲骨の周りの筋肉に無理が積み重なってしまいます。
こうなるとついに筋肉を痛めてしまい、背中に向かって激痛が走るようになってしまいます。
②背骨を酷使した結果、背中が痛くなる
バレーボールではとてつもないジャンプを強いられるのが見ていて分かりますよね。
これがとても背骨に負担をかけてしまいます。
高くジャンプするときには背筋を思いっきり使います。
そのままアタックという動作において、思いっきり背中を反らします。
普通に生活している人とは次元の違う背骨の使い方をしいられるわけです。
そりゃ背中も痛くなりますよね。
まとめ
このように肩こりからくる筋肉由来の背中の痛みと、ジャンプによる背骨由来の背中の痛みの両方に対する治療アプローチが必要になってきます。
最後に
中高生には卒業というタイムリミットがあります。
いち早く体を治して、いち早くコートに戻ってもらいたいと切に願います。
背中が痛くなってほうっておいたら、次は腰や膝や肩に二次的に損傷を起こしてしまいます。
早めに治しておきましょう。
なかなか治らずに困っておられる方は、当院にご相談ください。
監修 柔道整復師 鍼灸師 藤本 誠
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